2020年1月24日金曜日
五区 三九朗
1月13日(月)
正月の伝統行事もいよいよクライマックスの三九郎です。
例年にない暖冬ですが、やっぱりちょっと寒めの朝から、子ども達が各家庭の松飾りを集めます。それを高学年が主体となって、ダルマの穴あけとプラスチックの分別作業を行います。そして松飾りや門松を三九郎のやぐらに組み込み、アシを巻き、最後に縄に通したダルマを巻き付けて三九郎の完成です。
午後3時きっかり、育成会長の百瀬さんの「点火!」の掛け声を合図に、各ブロック長が三九郎へ点火すると、乾燥したアシに瞬く間に燃え広がり、黒い煙と火柱を出して勢いよく燃え上がりました。
その火柱を、やぐら諸共引き倒し、火の勢いが弱まったところを狙って、各自が柳の木に付けたまゆ玉を焼き始めます。熱さと煙に立ち向かいながら、まゆ玉を最後まで焼くのはなかなか大変です。先端に付けたまゆ玉が焦げても、根本の方のまゆ玉はまだ生焼け。
「無病息災」と「五穀豊穣」を願って、前日の「まゆ玉作り講習」で作られた色とりどりのまゆ玉が、多くの参加者たちの口に入ったことでしょう。
今年度は温暖化による異常気象が叫ばれるなか、吉田五区にあっては、ケガ、事故なく、子ども育成会主催の行事を無事終える事ができました。
これも、地域、保護者、育成会、PTA地区役員の皆様のご理解とご協力あってのものです。
感謝申し上げます。
五区 副支部長 宮澤
2020年1月19日日曜日
五区 餅つき
1月13日(月)
朝からの三九郎の松飾り集めが一段落し、お昼より餅つきです。
子ども達の集合時刻に合わせて、役員がもち米の炊き上げとお汁粉の準備に追われています。
特筆すべきは、吉田五区の餅つきに、100年以上前に作られたという石臼を使うことです。
育成会長の百瀬さんによると、木曽方面の高齢の方のお宅で使わなくなったということで譲って頂いたそうなのですが、この石臼を移動するだけでも大人4人でやっとのことですので、さもあらんといったところです。ただ、この石臼のすごいところは、炊き立てのもち米を杵でつく時、何人もの子ども達が入れ替わり立ち替わりで時間をかけて餅つきを行ったとしても、冷めきることなく餅をつくことができることです。そのため1時間も前から、この石臼にたっぷりと熱湯をはって暖めておく必要があります。今の世の中に求められている働き方改革だの効率だのを、真っ向から否定するかのような伝統の重みがまさしくそこにあります。
さあ、蒸しあがったもち米を石臼の中に投入しました。
最初は杵でもち米を均等に押しつぶす作業です。見ていて、なるほどと思います。それから杵を振り上げて餅をつき始めるのですが、最初は「ボフッ」という音が、餅がつかれる程に「パフッ」という張りのある音に変わってゆき、「よいしょっ!」という周りの掛け声にも力が入ります。
大人達が大まかについたところで、いよいよ子ども達の番です。大人達の様子を遠巻きに見ていた子ども達も、我も我もと順番待ちに加わって列が伸びてゆきます。杵は大人のものより軽い杵を使うのですが、それでも低学年の子たちには重いようで、杵の先端が定まらずに石臼をついてしまう子も何人もいました。
そうして2回に分けて餅をつき、述べ40名程の児童が餅つきを体験しましたが、皆んな満足した様子でした。
ついた餅は、お母さん方が小さく丸めたところで、お汁粉として子ども達に振舞われます。つきたての餅は、丸ごと柔らかく、噛むほどにおいしいさが口の中に広がります。お汁粉には2個の餅が入っているのですが、小さく丸められた餅は400個以上。何人もの子ども達がお代わりをしましたし、集まっているお父さんお母さんにも振舞われましたが、まだ余っています。なかには餅を7個食べたというお子さんもいました。
この餅つきが絶えることなく続いていって欲しいと切に願います。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。
五区 副支部長 宮澤
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